「最近の曲なんかもう クソみたいな曲だらけさ なんてことを君は言う そういつの時代でも」
10代もしくは20代に偶然聴いていたらきっと圧倒されたと思う。
ドッキリテクスチャーという言葉を思い出す。薄っぺらな嘘に貼り付けられたルビ。
果たして、このバンドは薄っぺらいのだろうか。そんなことを考えていた。
この人たちは本当のことを歌っている と思わせる演奏とパフォーマンスに成功している と俺は思う 変化球と見せかけて実質この上ない直球を投げている。
好ましいと思う人と好ましくないと思う人がほとんど同じ割合で生まれるのではないか。もしかしたら音楽の議論を発生させるかもしれない。分かっている人と分かっていると自ら信じ込んでいる人たちを呼び寄せるかもしれない。その場は、あるいは2ちゃんねるかもしれないしニコニコ動画かもしれない。ドトールやマクドナルドかもしれない。
有意義な議論があるかないかは別にして、ポイントは、彼らの発表が問い掛けであるか否か定かではないということだ。その上で、問い掛けであると感じる人がおそらくいることだ。存在自体が問いもしくは答えであるとはいわないけれども。
神聖かまってちゃん / ロックンロールは鳴り止まないっ