「いつもの英雄は、今日はどうやら――」
昨年の12月、後輩が黒いイナズマの存在を教えてくれた。
視聴したのは、episode3だった。
episode3
家に帰ってから1と2もみた。
episode1
episode2
「君が教えてくれた動画、何回もみている」
「そんなに気に入るとは思いませんでした」
「とても良い出来だと思うんだが、ひとつだけ、気になるところがある」
「?」
「ブラックサンダーのCMだから、しょうがないといえばしょうがないのだけど、黒いイナズマが最後は必殺技というか、それを出したら勝負が決まっちゃう形になっている」
「たしかに、そうですね」
「その点がね、ちょっと引っ掛かった。好きなんだけど」
俺が黒いイナズマを教えてもらったのは12月、後輩に感想を聞いてもらったのは、1月であっただろうか。
2月、episode4が公開された。
衝撃を覚えた。
episode4
俺の問いに対する答えが、このような形で提示されるとは思っていなかった。
他の受け手も同じように思っていたのだろうか? 作り手も分かっていたのだろうか?
黒いイナズマは、このままでは終わらないと信じている。頑張れ! 黒いイナズマ! 負けるな! 黒いイナズマ!!