おぼし飯

明け方、駅の端にあるカフェに寄る。朝の7時からやっている。
24時間営業の中華料理屋さんにするかどうかで少し悩んだ。
がっつり行くなら中華だ。しかしながら、ほんのわずかであるが、中華料理屋さんの方が遠い。そう思ってカフェにした。何を食べよう。なるべく栄養のあるものにしよう。そう思いながらも、モーニングには限界というものがある。やはり中華か。中華が正しかったのか。

「シーザーサラダサンドとビールをレギュラーで」

注文してしばし待つ。

「お待たせしました」

唖然とした。

まずビールがない。代わりに珈琲がある。パンは想定していた倍の量。なぜ、バタートーストがあるのだろう。そして、頼んだ覚えのないサラダ。シーザーサラダサンドとは、トーストとシーザーサラダが別々に来るものなのか。いや、でもシーザーサラダサンドらしき料理はここにある。

ハッと気付いた俺はレシートを見た。なるほど。そういうことか。

俺の滑舌が悪かったのか、単純にお店の人が勘違いしたのか、もしくは朝からビールを飲む人がいないのか。お店の人にはきっとこう聞こえたのだ。俺はラ行の発音が不得意だし、ありえない話じゃない。

「シーザーサラダサンドと(モーニングの)B(セット)をレギュラー(珈琲)で」

セットメニューの「セット」という言葉を省略しないでいただきたい。それにレギュラーて! 珈琲をレギュラーて!! そんなふうに思われたかもしれない。恥ずかしい。

酒など飲まずにたくさん食べなさいというメッセージか。

体調は着実に良くなっている。

ほぼ治りかけ。基本夜の仕事なので長引くかもしれないと心配していたがさほど問題ではないらしい。いつもありがとう。頑張ってくれてありがとう。

体重は着実に増えている。

ごっつぁんです。