「雑音に埋もれたまんまの埃まみれの本音」

「前回無駄話で終わってしまって、本題に入るの忘れてました!」

「事件か!」

「5分だけ時間を作ってください。家の前でもいいんですけど」

「家の前はやめて」

連絡のあった日、ちょうど俺は日勤だった。深刻な話なのか、冗談なのか。5分なら後者かなあと思いながら友達と待ち合わせる。

「はい、これ」

「?」

友達からムラサキスポーツの袋を受け取る。

「こないだ、一緒に買い物行ったのに、結局何も買わなかったから」

「君に教えてくれたところでズボンを買ったよ」

友達からプレゼントをもらう。

「勝負パンツです」

いったいいつ俺は勝負するんだと笑った。ありがとう、とても嬉しい。お返し、何がいいかな。今のところ、思いつかない。